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東大入学時にどのくらい英語力が必要?前期課程の英語の授業を現役東大生が紹介

最終更新日2018/11/10 約6220字

ども~。凡人です。

今回は東大での学生生活の紹介の一環として

「東大入学時に大体どのくらいの英語力があると良いのか」

とか

「そもそも東大ではどんな英語の授業やんの?」

ってことについて

東大で7ヶ月ほど過ごしてみて感じたところを紹介&解説していきます。

今回の記事は東大の英語の授業の紹介ですが

東大での学生生活や駒場キャンパスについてを知りたい場合は

↓コチラの記事をどうぞ。

駒場キャンパスと東大前期課程教養学部の生活について現役東大生が紹介!

また、東大の英語の入試についてはコチラ↓をどうぞ。

東大文二合格者による東大英語勉強法と参考書の紹介

目次

  1. 東大では英語の授業が結構多い
  2. 英語一列
  3. ALESAまたはALESS(英語二列W)
  4. FLOW(英語二列S)
  5. 英語中級
  6. 最後に

東大では英語の授業が結構多い

まず、東大に入った1年生は必修科目

(平たく言うと、ちゃんと単位を取らないと留年の可能性が出てくる授業)

としていくつかの英語の授業を履修することになります。

必修の科目としては

英語一列

ALESAまたはALESS(英語二列W)

FLOW(英語二列S)

英語中級

という計4種類の授業があります。

では、まずそれぞれについて紹介していきます。

〇英語一列

英語一列の授業は基本的に

教科書の英文を読んで分

かりづらいところとか熟語とかを確認していくっていう

中学や高校でやった典型的な形の英語の授業

だと思ってください。

★★クラス分けについて★★

語学選択によるクラスは関係なく

英語の成績で分けて作られた

30人くらいのクラスで授業を受けます。

例えば、自分が中国語○○組でG2クラスにいる場合

同じクラスの何人かと、

他の中国語△△組や中国語□□組の何人かの生徒で

一緒に授業を受ける感じになります。

英語の習熟度別で授業が行われ

そのクラスはG1、G2、G3という風に分かれていて

番号が小さいほど英語が出来る人が集まります

定かでは無いですが

確かG1、G2、G3の人口比率は10%35%55%とかだった気がします。

G1の授業は全て英語で行われますが

G2、G3については日本語も使って普通に授業をします。

授業の違いでいうと

基本的には教科書で決められた範囲のreadingをすることになってはいるんですが

(また、おそらくどのクラスでも

毎回readingの内容に関連したリスニングの教材を聞くはず)

クラスごと(というかそのクラスを受け持った教師ごと)

に授業内容がちょっとずつ違ってきます。

教科書の内容に関連したテーマに関するディスカッションや

班ごとに分かれて行うプレゼンテーションを

毎回行うクラスもあれば

授業の内容を教師が解説するだけで終わりのクラスもあります。

小テストを毎回するクラスもありますね。

★★授業期間や雰囲気について★★

この授業は

ターム制という授業でして

105分の授業が週1で7回分

約1か月半くらいで授業が終わります。

(ターム制ではない、

セメスター制の授業は大体13週分、約3か月間行います。

東大の授業ではターム制の授業が圧倒的に多いです。)

Sセメスター(4月~7月終わりくらいまで)

とAセメスター(9月~1月初めくらいまで)期間中に

それぞれ1回ずつ授業を取ることになります。

Sセメスターでは、

S1ターム(4~5月いっぱい)かS2ターム(6~7月まで)

のどちらかで勝手に割り振られます

Sセメスターの英語一列は

東大入試の英語の点数でクラス分けがなされ

英語一列の定期試験を

S2が終わった7月終わりごろに受けることになります。

次にAセメスターでは、

S1で英語一列を取った人はA2ターム(11月から1月初めまで)で

S2で取った人はA1ターム(9月末から10月末くらいまで)で

英語一列の授業を受けることになり

この際のクラス分けはSセメスターの期末試験の成績を基準に行われます

教科書については、東京大学教養学部英語部会

(要は東大の英語の入試とかを作っている人たち)

ってところが作った

東京大学教養英語読本という教科書を使います。

東大教師陣が選んだ文章ということもあって

文章自体はかなりムズイです。

単語とかも分からないものが結構出てきます。

(教科書に注釈とかも載っているのである程度は読めます)

ただ、内容自体は面白いものが多いです。

本当は英語力がすさまじい人以外は

授業の前に予習してこないといけないんですが

授業成績の判断材料の7割くらいを定期試験の成績が占めているため

授業態度はあまり成績に響かないこともあり

別に予習しないで教師の解説を聞いてればOK的な雰囲気もあります。

(ただし予習が毎週の課題になっているクラスもある)

なので皆が皆、真面目に授業を受けている訳ではないですね。

(必修なのでとりあえず出席はしておく、

みたいなスタンスの人が多いです。)

また、通常のセメスター制の授業では2単位もらえるのに対して

ターム制の授業は単位が1しかもらえないので

授業へのやる気があんまりない人が多いです。

(これについて詳しい話をすると、

東大での進学選択/進振りで使われる点数の算出方法が、

「【各授業の単位数×その授業でとった点数】を【全ての授業について合計したもの】を】

自分の取った単位数で割ったもの)が自分の進振り用の点数になる】

という仕組みであることに由来します。

例えば、英語一列/1単位/80点、数学I/2単位/70点、政治I/2単位/90点 

だった場合、80×1+70×2+90×2=400で400÷5=80点となります。

次に英語一列/1単位/70点、数学I/2単位/80点、政治Ⅰ/2単位/90点 

だった場合、70×1+80×2+90×2=410で410÷5=82点となります。

つまり英語一列で良い点を取るより

他のセメスター制の授業で良い点を取った方が

効率良く点数を上げられるということなんですね。

※5単位はテキトーに例として挙げただけで

実際は50単位くらいが取れていないと進振りには勧めません。

〇ALESAまたはALESS(英語二列W)

ALESAまたはALESSは平たく言うと

「英語で論文を書こう!」という授業になります。

★★ALESAについて★★

ALESAは文系、ALESSは理系が履修します

こちらは英語一列とは違い、

セメスター制で2単位出る授業になります。

SセメかAセメかは、

クラスによって決まるので自分では授業や教師は選べません。

私は文系なのでALESAを履修しました。

私が受けた授業では同じクラスの人の何人かと、

再履修(前年度に単位を落としてしまい、

留年する可能性を免れるため等の理由で

落とした授業をもう一度受けること)

の人が2、3人の少人数のクラスでした。

英語で論文を書くというと

とても大変そうに聞こえると思うのですが、私の場合は想像していたよりかは楽でした.

ただ、文系で同時期にALESAをとっていた友人は

めっちゃ大変だったと言っていたので

課題の大変さとか授業の大変さは教師の授業方針によるところが大きい

と思われます。

約1500ワードくらいの論文を書くことになります。

論文の内容は教師によって

生徒が自分自身で自由に選べる場合と決められている場合があります。

私の受けた授業では割と自由にテーマを決められました。

ALESAでは参考文献を何本も読まないといけないので

(論文なので難しい英語で書かれていることが多いです。)

英語力があるに越したことは無いですね。

個人的には

意外と参考文献の論文を読むのと同じくらい

英語の論文を探すのが大変でした。

文系なので論文テーマを抽象的にしてしまったこともあって

なかなか良い検索フレーズが浮かびませんでした。

(単純にテーマに関連する日本語を英語にして論文の検索サイトで検索しても

英語の微妙なニュアンスの違いがあるために

自分の想定していたものから

少しずれた内容の論文が引っかかることが多かったです。)

授業によっては参考文献についても何個か指定がある場合もあります。

★★論文作成を助けてくれる施設がある★★

「60字の英作文ですら上手く書けないのに、論文なんか書ける英語力ないよ…」

って心配になる方もいるかもしれませんが、そこは大丈夫です。

駒場にはalessやalesaのことについて何でも相談に乗ってくれるTA

(ティーチングアシスタント、大学院生などが務めていることが多いと思われる)

がいるKWS(Komaba Writers Studioだったかな?)

という施設があるので、

そこに行って論文のアドバイスなどを貰えば

それなりのものが出来るので安心してください。

★★ALESSについて★★

私は文系なのでALESSの授業は実際に受けたことはないんですが

聞いた話によると、実験テーマの案を何個か班で出して

そのなかで良さそうなものを教師が決めて班で実験をして

それを論文としてまとめるという形式だったらしいです

ただ、こちらもALESAと同じで

教師によって授業方針がかなり違うと思われます。

〇FLOW(英語二列S)

FLOWは英語のスピーキング能力を高めるための授業になります。

こちらは英語一列と同じくターム制になります。

★★クラス分けについて★★

FLOWのクラス分けは

英語の授業全体のガイダンスを行う際に実施される

ちょっとしたスピーキング能力の確認テストを行って決めます

テストといっても点数をつけるわけではなく

隣に座っている人と1分間くらい英語でちょっとした会話をしてみて

大体自分のスピーキング能力がどのくらいなのかを

後に流れるレベル別の音声を参考に決めます。

レベルは1~6までで、

数字が大きいほどスピーキング能力が高いクラスになります。

(レベル1の人、レベル2の人…と

参考となる音声のサンプルを聞いて

自分が一番どのレベルに近いかを自己判断します。)

完全に自己申告制なので

時々めっちゃ話せるのに

「楽に授業を受けたい」とか

「レベルの高いクラスに入って

自分より出来る人しかいない状況になるのを避けたい」

とかの理由で低いレベルのクラスを取る人もいます。

あまりにもレベルが適切でないと判断された場合は

担当教師からクラス変更を勧められることもあるらしいです。

また、逆に生徒の方からクラス変更を申し出ることも出来るらしいです。

私はレベル3のクラスだったんですが

そういう状況にはなりませんでした。

あと人数は15人くらいで文系理系はごちゃ混ぜでしたしたね。

★★内容について★★

授業内容は教師によってかなり違いますが、

基本的にはディスカッションをしたり

プレゼンをしたりすることが多いと思います。

英語一列と違って試験は無く

授業の評価は授業態度や出席で判断されます。

出席することが大事な授業です。

あとクラスによりますが課題が少し出ます。

良くあるパターンの宿題は、授業の内容に関連することや

授業の反省等を英語で話して

その様子を録画して提出するタイプのものですかね。

少人数のクラスで回りの英語のレベルも同じくらいなので

私のクラスの場合は雰囲気も明るく

特に困ることもなく楽しく授業が受らけれました。

点数について生々しい話をすると

ターム制で授業数が少ないので

FLOWでは積極的に発言するなどして

教師に名前を覚えてもらうと

他の生徒と差別化が出来て良い点が来やすいと思います。

〇英語中級

英語中級は

色んなタイプの英語の授業を総称して

そう呼んでいるので

一口にコレをやるとは言えないです。

SセメとAセメで1回ずつ授業を取る必要があります。

一つはセメスター制、もう一つはターム制の授業になります。

★★英語中級の授業の選択と授業内容について★★

英語中級の授業は、

自分の所属するクラスごとに

取れる授業の曜日と時間がすでに決まっており

その時間帯に開かれるいくつかの授業の中から

自分の取りたい授業を取るという形を取ります。

ただし、自分の希望した授業が無条件で取れるわけではなく

抽選で取れるかどうかが決まります

人気の無い授業だと普通に希望通りに授業を取れるんですが

人気の授業だと抽選に落ちることがあります。

そのため第5希望くらいまで取りたい授業を提出することになります。

第3希望まで落ちた、みたいな運の悪い人も極稀にいますね(笑)。

英語中級の希望授業を提出する際には期限があるのですが

それを忘れてしまうと希望無しとなって

人数がすくない人気の無い授業に入れられることになります。

授業内容については本当に多用です。

難しい英文を読むものもあれば

英語でプレゼンをする授業もあるし

向こうのニュースを聞く授業もあります。

映画を見る授業もありますね。

簡単そうな授業とか、逆評定で楽単だと書かれている授業だと

人気が高くなります(笑)

また、評価の方法も授業毎に全然違います

定期試験が90%くらいのものもあれば

課題提出や授業参加が主な評価基準の授業もあります。

★★必修ではない英語中級もある★★

先ほどまで説明していた英語中級は

クラス指定型と呼ばれるもので選べる授業には制限があります

一方、全クラス指定型といって、

誰でも取っていい、選べる授業の範囲が広い

英語中級というものも存在します。

こちらはセメスター制の授業のみです。

内容は全クラス型と同じく様々で、抽選もあります。

この授業は何のためにあるのか

ということを説明するにはまず、

東大の履修制度について説明する必要があります。

東大では、後期課程に進むために必要とされる単位のうち

とらなければいけない授業のジャンルと単位数が細かく決められています

例えば今まで話してきた

必修の英語については、

既修外国語(ほとんどの東大生は既修外国語=英語になります)

で5単位が必要(英語一列2単位、FLOW1単位 ALESA/ALESS2単位)

と文系では定められています。

紛らわしいのですが

英語中級は、既修外国語ではなく

総合科目L系列というくくりの授業の一つになっています。

総合科目L系列9単位のうちの

既修外国語

(中国語とかスペイン語とかドイツ語とかの第二外国語)

4単位

既修外国語として履修するものと同一言語3単位

(つまり、ほとんどの人にとっては英語で、この英語の単位分が英語中級)

その他の2単位は任意となっているので

受験生はL系列の2単位分の授業を自分で選ばないといけないんですね。

その方法は大きくわけて3つあって

第三外国語を新しく取る

(モンゴル語とかヘブライ語が楽単として人気な気がします。)

第二外国語の授業を何か追加で取る

(例としては○○語作文など)

全クラス型の英語中級を取るかがあるんですね。

(英語中級よりレベルの高い授業として

英語上級というのもありますが

取ったことがないので分かりません…)

そういうわけで英語中級を取る人もいるというワケです。

ちなみに私は第三外国語や第二外国語をやるよりかは

英語をやったほうがやる気も出るし役に立ちそうだと思ったので

全クラス型の英語中級を取ってます。

最後に

ここまで読んで頂いた方は少し察しがついたかもしれませんが

東大の授業の履修ってとても複雑で面倒なんですよね…。

履修の手引きっていうのが入学した後に配られるんですが

たぶん理解するまで1週間くらいかかります(笑)。

教務課がわざと難しく書いてるんじゃないかっていう気さえしてきます。

それはさておき英語についての話に戻ると

基本的に東大では英語の授業が多く

そのほとんどが必修なので英語が出来るに越したことはないですね。

特に英語がかなり苦手だと

ALESAとかでかなり時間を取られることもあると思います。

なので余裕がある人は受験勉強でも意識して

英語を頑張ってやっておくと良いのではないかと思います。

ただ、どの授業も東大の英語の試験と比べたら

確実に簡単だと思えるので

東大の英語で点が取れるように準備をしていれば大丈夫です!!

長くなりましたが最後まで読んでくださりありがとうございました。

凡人。

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