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東大生が教える記憶力を上げる効率的な暗記の方法

最終更新日2018/11/21 約7500字

最終更新日2018/12/04 約7800字

※「手続き記憶について」と「睡眠と記憶について」を追記(2018/12/04)

こんばんはー。凡人です。

最近物凄く寒くなってきましたね。受験生の皆さんは寒さ対策をしっかりして風邪とかインフルとかもらわないように注意してください

駒場祭始まりましたね。受験勉強に疲れたら息抜きに来てみては?モチベーションアップにつながるかもしれませんよ!

さて、今回の記事は暗記についてです。今まで個別の記事では少し触れていたところではあったんですが、一つの記事にまとめてしまった方が分かりやすいだろうということで、今回は暗記について深く掘り下げて書いていきます。

暗記の効率的な仕方は受験勉強だけではなく、人生におけるあらゆる場面で使えるので知っておくと非常に便利ですよ!!

※今回紹介する方法は全て私個人の経験に基づいたものであり、科学的な裏付けがあるかは確認しておりません。気になる方法があったら試してみて、良かったら今後もやってみるくらいのスタンスでお願いします。

目次

  1. 記憶力と暗記についての持論
  2. 暗記のコツと知っておくと便利な知識
  3. エビングハウスの忘却曲線を意識しよう
  4. 反復無しに暗記は出来ない
  5. 復習する鉄板のタイミング
  6. 浅く広くを繰り替えして覚える
  7. 一つの知識に対しての情報を多くする
  8. 書いて覚える
  9. ちゃんと寝る
  10. 最後に

記憶力と暗記についての持論

記憶力っていうと、なんとなく元々の才能のような気がしてしまいますよね。ですが、個人的には、ほとんどの人の潜在的な記憶力ってあまり大差ないんじゃないかな~と思います。

もし、自分は記憶力が悪いと感じている人は、自分の覚えている知識の量を少し考えてみてください。別に勉強に関する知識じゃなくても好きなアニメとかスポーツのこととか音楽のこととか何でもいいです。

改めて考えてみると、意外と膨大な量の知識を記憶していませんか?たとえ受験勉強的な知識を覚えていないとしても、大抵の人は趣味に関してだったら周りの人より色んなことを覚えていると思います。

勉強で暗記が出来るかどうかが記憶力の判断基準になってしまっている場合は、勉強に関して覚えている知識が少ないと、記憶力が悪いと考えてしまうかもしれません。あるいは短時間で沢山のものを覚えるのが苦手だと記憶力が悪いと感じることもあるでしょう。

ですが、サッカーが好きで毎日試合を見ている人は選手の名前とかチームの名前とか、ユニフォームの色とか、普通の人は覚えていないような細かいサッカーの知識を覚えていたり、アイドルが好きな人はアイドルのメンバーの誕生日とか趣味とかアイドルに関しての細かい知識を覚えていたりするように、人間は費やしている時間が長い事柄に関してはかなりの量の知識を覚えているものです。(自分で覚えているつもりはないかもしれませんが、知らないうちに記憶しているはずです。)

多くの人が趣味に関しての様々な知識を記憶していることからも分かるように、ほとんどの人の持つ本来の記憶力というものは大差ないはずでしょう。

人間の本来持つ記憶力は大して変わらないと思ってはいますが、一方でやはり人によっては暗記の得意、不得意があるように感じます。個人的には、その違いは暗記に関する知識の有無から来るのだと思っています。

これは、(障害を持っている人などを除いて)誰でも走ることはできるのに、いざ走ってみると早く走れる人と、そうでない人がいることと全く同じ構図でしょう。

単に早く走れるのは運動神経があるから、早く走れないのは運動神経がないから、と感じてしまうかもしれませんが、恐らく一定のレベルまでは(オリンピックとかインターハイとかを除けば)、早く走れるかどうかというのは、早く走るための走り方をしっているかどうかに依存する部分が少なからずあると思います。(もちろん筋力の関係とかもあるでしょうが、本筋からそれてしまうのでここでは置いておきます)

体の使い方を知っているかどうか、つまり効率的な体の動かし方の知識を持っているかというのはスポーツにおいては結構重要です。速く走れる人、つまり、走ることにおける効率的な体の動かし方を知っている人には2パターンあります。一つは無意識的に効率的な体の動かし方を習得しているパターン。もう一つは、効率的な体の動かし方の知識を後天的に知って、自身の体の動かし方を修正して速く走れるようになったパターンです。(100m走に出るオリンピック選手などは、もともと効率が良い走り方を知っていたうえで、さらに知識を得て走り方を修正していったのでしょう。)

受験勉強における暗記の仕方でも同じです。暗記が得意であるかどうかには、効率の良い暗記の仕方、つまり「脳にとって効率の良いものの覚え方、留め方」を知っているかどうかが重要になります。そして、効率の良い暗記の仕方が出来るパターンも同様に2つあるのです。

その2つとは、「知らぬ間にたまたま効率の良い覚え方を感覚的に習得しているパターン」と「効率の良い覚え方を後天的に知ってからその方法を身に付けたパターン」です。

私は前者と後者の中間でしょう。中学受験で、知らず知らずのうちに効率的な暗記の仕方を知って、大学受験で更に効率的な暗記の仕方を学んで身に付けました。(中学受験では、知らず知らずのうちに暗記の仕方を教えられていた、と表現する方が適切かもしれないです。)

暗記が苦手という人は、そのほとんどが、効率的な暗記の仕方の知識を今まで知らなかっただけだだろうと個人的には思っています。今まで知る機会がたまたま無かっただけでしょう。

人間、本来の記憶力自体は大差ないので、暗記が今まで苦手だった人でも効率的な暗記の知識さえ知ってしまえば、暗記というのはとても簡単に出来るものです。

長々書きましたが、要は、暗記はコツさえつかめば誰でも出来るようになるということです。この記事を読んでくださっている方は記憶力をもっと向上させたいと思っているでしょう。その意欲さえあれば記憶力を上げる(本来持っている記憶力を引き出す)ことは可能です!!

暗記のコツと知っておくと便利な知識

では、早速、効率的な暗記の仕方と、暗記に関する知識を紹介していきましょう。

まずは一番重要な知識(一番役に立つ知識)から紹介していきます。

エビングハウスの忘却曲線を意識しよう

エビングハウスの忘却曲線は、人間の記憶の仕組みをイメージするのにとても良い実験結果でしょう。とりあえずwikipediaの説明をコピペしておきます。

エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, …etc)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。結果は以下のようになった。
20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。
節約率[編集]
この一番上のグラフは経過時間ごとの節約率を表している。節約率とは一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合である。式で表すと
(節約率)=(節約された時間または回数)÷(最初に要した時間または回数)
(節約された時間または回数)=(最初に要した時間または回数)-(覚え直すのに要した時間または回数)
例えば、最初にritを覚えるまでに10分を要し、20分後に覚え直すと約4分を要したとする。この場合、覚え直すのに最初と比べ、6分節約したことになる。すると節約率は 6(節約された時間)÷10(最初に要した時間)=0.6= 60% となる。
また、最初にpekを覚えるのに40回の書き取りを要し、1時間後に覚え直すのに22回要したとする。この場合、最初に比べ、18回分節約したことになる。すると節約率は 18(節約された回数)÷40(最初に要した回数)=0.45= 45% となる。
注意すべき点は、このグラフは節約率を表しているだけに過ぎず、記憶量を表しているわけではないということである。つまり、20個の単語を覚え、24時間が経過すれば、そのうちの74%に相当する15個の単語を忘れている、というわけではないということである。

太文字と青は私が勝手につけました。(エビングハウスの忘却曲線においては結構良くある勘違いですね。)

これを見て分かるのは、最後に覚えた時から時間が空けば空くほど、一度覚えたことを再び覚える際の効率は悪くなるということです。

よって、何かを暗記したいと思った時には、一回目に覚えてから次にまた覚えようとするタイミングが非常に大事になります。次に覚えるタイミングが1時間後と1日後では、1時間後の方が1日後の方よりも早く効率的に覚えることが出来るんです。

(実験で覚えさせている単語は無意味な音節であるという点から、覚える際の興味や感情、覚える対象が持つ意味やつながりと、節約率との関係については分かりませんが、恐らくそのような場合にはカーブが緩やかになる、つまり、無意味な単語を興味や感情を伴わず覚えた時よりも、再び記憶しやすくなるのではないでしょうか?)

暗記したものを24時間後にもう一度覚え直そうとすると結構な時間がかかってしまいます。覚え直す時間を短くするために、一度暗記したものはその日のうちに復習しておくと良いでしょう。

繰り返しにはなりますが効率の良い暗記をするためには、覚え直すタイミングが重要であり、そのタイミングは近ければ近いほど効率良く覚え直すことが出来るということですね。

反復無しに暗記は出来ない

エビングハウスの忘却曲線を見ても分かるように、人間の記憶は結構抜けていくんですね。

個人的には脳の仕組みに関して、人間が記憶できる量には限界があるので、必要な情報以外は忘れて、また新しい必要な情報を覚えるように脳は出来ていると思っています。また、ここでいう「必要な情報」とは、「自分が生きていくうえで重要だと思った情報」だと考えています。

これは勝手な推測なのですが、日々過ごしている時間の中で繰り返し目にしたり耳にしたりする機会の多いことほど、人間の脳は「自分が生きていくうえで重要だと思った情報」つまり「必要な情報」だと認識するのだと個人的には思います。

趣味のことにやたら詳しくなるのも、日々趣味に関する情報を繰り返し見たり聞いたりしているからでしょうし、特に好きでもないCMとかを覚えてしまうのも繰り返し目にするからでしょう。

なので、普通に考えたら受験で必要な歴史上の人物の名前とか、英単語とか、数学の公式とかって、多くの人にとっては日常生活からかけ離れていて、繰り返し頭に入る情報では無いので、意識的に覚えようとしない限りなかなか覚えづらいものです。

逆に言えば、何かを覚えようとする際には、意識的にその情報を何度も繰り返し脳に入れることで、その情報を脳に「必要な情報」だと思わせることが重要です。それが出来れば受験のつまらない知識でも記憶に残りやすくなるでしょう。

考えてみれば重要なことを覚えようとするときには、何度も頭の中で唱えたり紙にメモをしたりして必死に覚えようとするはずです。例えば友人と会う約束をした時は手帳に日程を書きつけて、手帳を開いたら目に入るようにしておいたり、頭の中で「○○日は△△と会う!」って忘れないように唱えたりしますよね?

この「何度も」って要するに情報を繰り返し頭に入れることです。効率良くものを覚えるためには「何度も繰り返し情報を頭に入れること」つまりは、「覚えたい情報を反復して学習すること」が基本になります。

一度暗記したのに忘れてしまった、というのは普通です。別に忘れてしまってもいいんです。なぜなら、人間の記憶は反復していない情報は忘れるように出来ているからです。一度で全てを覚えようとするのは無理があります。逆に言えば一度暗記したものを忘れてしまったら、また復習して覚えるようにすれば良いんですね。

復習する鉄板のタイミング

反復学習が暗記に重要である説明は十分したので、次は、私が実際に行っていた、エビングハウスの忘却曲線と反復学習を意識した復習のタイミングを紹介します。

個人的な鉄板のタイミングとしては(覚える量にもよりますが)

午前中のうちに覚える→夜に復習(再度覚える)→翌日の朝に復習→最初に覚えてから3日後前後で復習→最初に覚えてから1週間後に復習→最初に覚えてから2週間後に復習→最初に覚えてから1か月後に復習→最初に覚えてから2~3か月後に復習→最初に覚えてから半年後に復習→……

というような感じが一番良いと思います。

※覚える量や空いている時間によってタイミングを増やしたり減らしたりしますが、基本的にはこのタイミングをベースにしています。

なんだかこれだけ見るとかなり時間をかけているように見えますが、実際には「最初に覚えてから3日後前後」くらいからは大体覚えているので、覚えているところは軽く確認だけして、数個思い出せなかったところを覚え直すだけで良いので時間は全然かかりません。忘れては覚え、忘れては覚え、を繰り返して反復学習をしていくうちに、次第に忘れている量が少なくなって完全に思い出せるようになってきます。3日後以降はメンテナンス的なイメージですね。

是非参考にしてみてください。

浅く広くを繰り替えして覚える

これは受験や資格の勉強などで、多くの情報を暗記しなければいけない時のコツになります。

膨大な量の情報を記憶しなければいけない時に一番問題になるのは時間です。反復学習が暗記には必要なのですが、時間には限りがあるので膨大な量を暗記するためには効率よく反復していかないといけません。

例えば英単語を1000語覚えようとする際、一日で20語の英単語を完ぺきに覚えて、次の20語をまた次の日、そしてまた次の20語を…と暗記して、1000語覚えてから、また同じように復習していく方法だと、そもそも効率的な反復学習が出来ていません

(この場合同じ部分を暗記するのは約2か月後になってしまい、エビングハウスの忘却曲線を考えると、暗記し直すのにとても時間がかかってしまいます)

一日で20語しか覚えないのでなかなか進みまず1000語覚えきるまでかなり時間がかかります。

それよりかは、忘れても良いので(完璧でなくても良いので)50語を何回も何回も反復して毎日広い範囲をゴリゴリ進めていく方が効率が良いです。

特に受験では覚える量が本当に膨大なので「広く、浅く、繰り返す」を意識するかしないかで成績が大きく変わってきます。(受験では、試験本番までに、問題を解くのに必要な知識をより多く覚えた人が受かります。)

一つの知識に対しての情報を多くする

これは知識を暗記しやすくするためのコツというよりかは、一度暗記したことを思い出しやすくするためのコツです。

何度も繰り返し情報を頭に入れることが暗記では重要だと先ほど説明しましたが、情報に関連した話としては、人間が一度覚えた知識を思い出す際には、一つの知識に対して複数の情報が伴っているほど思い出しやすいと個人的には思っています。

例えば歴史上の人物の名前を思い出す際には、名前の文字だけではなく、その人物の写真を見たり、その人物の名前を唱えたりして覚えていたりしたものの方が、文字だけを覚えたものよりも思い出しやすいように、複数の情報を伴って暗記していた知識ほど思い出しやすい気がします。

特に、ビジュアルに関して言えば「顔は覚えてるんだけど名前が出てこない」って場面は良くありませんか?これから考えれば、おそらく文字の情報よりもビジュアルの情報の方が思い出しやすくなっているからでしょう。

また、受験勉強ではよくある、ゴロ、ダジャレ、替え歌を使って覚えるのも、暗記の際に単なる文字だけではなく、ゴロやダジャレでいうならゴロのもう一つの意味(例えば794年を覚える時には794年という情報に加えて「鳴くよ」ウグイス…という意味情報も加わっています)が、替え歌でいうならリズムとか響きとか、別情報が伴っているので思い出しやすくなるのでしょう。

世界史の記事で書いた「体系的に知識を覚える」という方法(当該記事に飛びます)も、知識同士が結びついているという面では別情報を伴っている暗記の仕方と言えると思います。

書いて覚える

これは私がスポーツ好きということにも関連しているかもしれませんが、暗記をする際には頭だけではなく体の動きも伴っていた方が良いように思います。

というのも、私たちって何も考えなくても歩いたり文字を書いたりすることって出来るじゃないですか。これって多分、頭で覚えようとか思い出そうとかって意識しなくても、動作を体が覚えているということですよね。

何かを覚えようとする時も、手を動かして、つまり紙に書いて知識を覚えることで、その記憶は体の動作も伴った記憶となって、より思い出しやすくなると感じています。(よく「暗記する時には書くのは時間の無駄」って考えもありますが、私は断然、書いて覚える派です。)

記憶喪失をしてしまった方が「自分は何者なのか」などの情報忘れてしまった一方で何故か文字はしっかり書けたり歩けたりするというのも、人間は恐らく頭だけではなく体の動きで物事を覚えている面もあるということを示しているように思います。

※追記(2018/12/04) 気になって色々調べてたら、これに該当するっぽい記憶の仕組みを発見しました。手続き記憶と言うらしいです。

ちゃんと寝る

なんだかんだ言ってこれは一番大事かもしれません。寝ないと全然覚えられないんですよね。特に午前中に勉強したこととか、しっかり寝れなかった日の翌日にサッパリ忘れてることがありますね。

まあ、睡眠不足で良いことってほぼ何も無いですから寝ましょう。

睡眠に関してオススメの暗記法なんですけど、夜寝る前に見たものを朝起きてすぐ見るとかなり覚えられる気がします。(あんまりよろしくないですけど、睡眠時間を確保しつつ一夜漬けに近いことをしたい場合には、寝る前の1時間くらい横になりつつ知識を頭に詰め込んで、すぐに寝て翌日見るようにすると結構覚えられます)

※追記(2018/12/04) こちらも科学的なエビデンスって無いのかな~と色々調べたんですが、なんだか賛否両論あるっぽいですね。(記憶の定着に睡眠が重要なことは証明されつつあるっぽいんですが、睡眠時間が不足していても記憶を定着させられた、とかって研究もあるらしいです。科学的にもまだ解明されていないんですね。)

分かりやすい動画があったので英語のリスニングの練習ついでに是非(笑)。

最後に

暗記は知識を知ってコツさえ掴んでしまえば簡単に出来るようになります。色んな事を覚えないといけない場面って人生において尋常じゃないくらい多いので、暗記の効率的な仕方をぜひ身に付けてください!!

それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。

凡人。

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