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【英語多読】多読の効果とおすすめの多読用の本

最終更新日2019/02/05 約6300字

こんにちは、凡人です。

今回は私が受験期間中によく行っていた多読についての記事になります。

多読については現役東大生が東大英語勉強法/参考書を全て公開(25000字)でも触れたんですが、浪人時代に継続して多読を行うことで英語力の向上に大きくつながったと思っています。

今回は、多読の受験におけるメリット、多読のやり方の実例、実際に読んだ本などを書いていきます。これから英語多読を始める人も既に多読をやっている人も読んでみてください。

目次

受験における多読のメリット

多読とは簡単に言えば「英語で書かれた文章を読みまくる」という勉強法です。単純な割に英語力がグッと上がる勉強法なのですが、意外とやっていないor知らない人が多いんです。

多読の具体的なやり方は後で説明するとして、ここではまず、私が実際に多読をした経験をもとに多読をすることで得られるメリットを書いていこうと思います。

読解速度が上がる

多読をすると読解速度=英文を読むスピードが上がります。これが多読の一番のメリットです。

現役時には英文を読むスピードが遅く東大の英語がちゃんと終わることはまず無かったのですが、浪人時に多読をコンスタントに毎日やった結果、東大模試や過去問ではしっかり全問解答出来るようになりました。

読解速度は多くの受験生が悩むところだと思います。東大でも私大でも読まなきゃいけない英語の量が多いですからね。(浪人時は慶應の商と経済も受験したんですが、東大用に多読を積んで読解速度を上げていたことで余裕を持って時間内に解答が出来ました。そのお陰か慶應はどちらも合格が出来ました。)

多読をすると読解速度が向上するのは、脳が英語に慣れていくからです。

多読をコンスタントに続けていくことで脳が徐々に英文に慣れていき、書いてある「文」つまり「複数の単語の並び」をそのままの順番で読んで理解する読み方が出来るようになってきます。左から右にスラスラと読めるようになるんですね。

この読み方は和訳の時のように文の全体を読んで後ろから訳していくような読み方とは全く違う読み方になります。ですが、この読み方こそが英語のネイティブ話者が行っている自然な読み方なのです。

例えば、私たちが日本語の文を読むとき、いちいち最後まで文を読んでから構文や文法を考えて文を理解しようとはしませんよね?何も考えなくてもスラスラ分かるはずです。

この読み方が出来るとだいぶ読解速度が上がっていきます、なぜならいちいち訳すことが無くなるからです。

このような読み方が出来るようになる=英語に慣れるには沢山の英語を読む必要があります。言い換えれば量をこなすことが英語に慣れるためには必要だということです。

これは割とシンプルな話で、日本語も最初は簡単な絵本を読むことから初めて、小学校や中学校で沢山の文章を読んで段々と日本語の文章に慣れていって、やっと高校生でセンター試験の国語に出てくるような難しい文章も読めるようになったはずです。

膨大な量の日本語に触れることで難しい文章でも読めるようになったのと同じように、英語に慣れるためには沢山の文章に触れることが必要になってきます。逆に言えば、沢山英語に触れていけば難しい文章でも読めるようになっていくはずです。

いちいち日本語に訳すことなく、左から右に英文をそのまま読めるようにすることが読解力、速読力の向上につながります。単語や文法を沢山覚えたのに長文がスラスラと読めず時間がかかってしまう、いちいち日本語に訳しながら英文を読んでしまう、などの原因は今まで読んだ英語の量が圧倒的に少ないこと、英語に慣れていないことにあると思います。

逆に多読を行って英文に毎日触れることによって、英語を読む経験値がどんどんと蓄積していき経験を積むごとに英語に慣れていきます。そのため、読解速度の向上には多読はピッタリなんですね。

長文嫌いが克服される

多読のもう一つのメリットは、長文嫌いが克服できることでしょう。英語が苦手な受験生の中には長文に苦手意識がある人も多いと思います。

長文の苦手意識を克服するには多読が有効です。まず多読を毎日コンスタントに行うことで、英語への抵抗感がなくなります。(多読を始めた当初は抵抗感があると思いますが、毎日読んでいると流石に慣れてきます。)また多読で読んでいる文章の方が模試や過去問で出てくる「長文」よりも圧倒的に分量が多いので、「長文」を見てもそもそも長文だと思わなくなります(笑)。

現役の時は長文の問題に抵抗感があったんですが浪人時はビビることがなくなりましたね。やはり多読をすることによって「毎日この長文以上に長い英文を自分は読んでいるんだ」という自信がついたことが大きいと思います。

息抜きになる

多読が他の英語の勉強と違うのは、やらされている感が無く、多読が息抜きになるところでしょう。

多読の勉強では好きな英文を読んで構いませんし、読んでいる文が面白くなかったら途中で読むのをやめても良いです。長文と違って問題がついているワケでもないので、自分の読みたいものをマイペースに読むことが出来ます。

後述する私が使っていた多読の本の中には有名な映画や小説があり、私の場合は日本語の小説を読むのと同じ感覚で楽しみながら読むことが出来ました。忙しい時や疲れている時は無理して沢山読まなくても良いので気楽に続けることが出来ます。

感覚としては受験の息抜きとして小説を読んでたら楽しいだけじゃなくて英語の成績も上がったって感じですかね。受験生活はストレスが多いので、勉強している感無く成績を上げることが出来るというのは結構大きいと思います。

では、続いて私が浪人中に実際に行っていた多読のやり方も紹介していこうかと思います。必ずしもこの方法通りにやる必要はありませんが参考になるところはあるかと思います。

私が行っていた多読のやり方

まず、読む本なのですが、英語学習者用につくられた多読の本を使っていました。(調べたらGraded Readers と言うらしい)多読って聞くと、イメージとして書店に置いてあるぶっといペーパーバックを想像するかもしれませんが、あんなに分厚いのは読みませんもっと簡単な内容のものを沢山読みます。

多読で大事なのは毎日コンスタントに英語を読んで、英語に触れる機会を増やすことです。読んだことのある英文の絶対量を増やしていき、英語に慣れていくことが狙いです。

多読用の本じゃなくても別に英語のネット記事とかネットで無料公開されている青空文庫とかでも良いんですが、多読用の本は文字通り多読をするために作られてるので使い勝手が良いことから私は主に多読用の本を使っていました。(あとはネット記事をみてると大体、私の場合はついつい関係ないサイトやyoutubeに移動して時間を浪費してしまったり、丁度いい英語の難しさのネット記事や本を見つけるのに時間がかかって面倒だったりしたのも理由としてあります。)

ストレスなく続けられるという点では趣味について英語で書かれたネット記事を読むのも結構良いと思います。私の知り合いで早稲田に合格した人はサッカーが好きな人で、毎日の息抜きとして見ていたサッカーの記事を日本語のものから英語のものに変えることで英語に触れる時間を作っていました。まあ要はどれだけストレスを減らして英語に継続的に触れられるかが大事なんです。

以下に書く多読用の本を使った多読の仕方は、基本的にはネット記事でもなんでも同じ要領で注意すべきことだと思うので、多読用の本を使わないという方もどうぞ。

多読用の本は、使われている英語の難易度毎に、出版社が決めたレベル別に分けられています。私は、ペンギンリーダーズ、ラダーシリーズ、マクミランリーダーズ、ピアソンイングリッシュリーダーズ、オックスフォードブックワームスの出版している多読用の本を使っていました。

基本的にはレベル3~4の本を読むようにしていました。※ただ出版社によってはレベルの数字が同じでも難しさが微妙に違うこともあります。

「受験で読む英語の長文よりもずっと簡単な内容や単語のもので良いのか?」と思う方もいるかもしれませんが、英語多読において重要なのは継続することです。沢山読まないと効果は発揮されない訳ですから、三日坊主で終わってはダメなんです。毎日コツコツやることが大事です。

だからこそ自分の思うよりも少し簡単なものにする必要があります。分からない単語が何個も出てくるもの(辞書引かないと分からないレベル)は内容が分からなくなるうえに作業感が出てストレスがたまります。

簡単な英語の本を読むことに抵抗があるかもしれませんが、背伸びすると途中で続けられなくなると思います。自分のレベルにあったものを選びましょう。自分がどんなレベルの本を読んだらいいか分からない場合は、とりあえずレベル3のものとか、1冊適当に選んで読んでみて様子をみてからレベルを決めていくと良いと思います。

(私は時々、多読用の本の他に英字新聞も読んでいましたがいかんせん単語が難しかったので長続きしませんでした。)

多読で読んでいる間は細かいところでよくわからない文章があっても気にせずに読み続けてください。いちいち分からないところで止まると進まないのでストレスになります。

分からない単語も余程何回も文章中に登場して気になって仕方がない場合以外は調べなくていでしょう。分からない単語もきっちり覚えるようにしようと意気込むと辛くなるのでおすすめしません。

多読では英語に触れる量と時間を増やすことが目的であり、語彙量を増やしたり文法事項を確認したりすることが目的ではありません。語彙量を増やしたり文法事項を確認したりするのは単語帳やったり文法の問題集やったりするとか、一度やった大学受験用の長文を復習して何度も読むとか、でやりましょう。

あと読んでて苦痛なレベルで面白くないものは読むのをやめましょう。多読は大学入試の長文問題と違って途中でやめていいし、本も変えていいんです。

多読のやり方を検索すると、ある程度の語数を達成するまでレベルを変えてはいけないと書いてあるサイトがあります。多読の本来のやり方としては正しいのかもしれませんが、受験生にとっては時間的制約から現実的な方法では無いと思いますのでおすすめしません。レベルも変えたくなったら変えて大丈夫です。

繰り返しになりますが大切なのは毎日継続的に英語に触れる機会をつくり、量をこなしていくことです。なので継続的に出来なくなりそうなことは極力やらない方が良いです。例えば無理して1日で1冊を読み切るとか。1日のノルマを決めるとか。

こういう心がけは素晴らしいですが、ただでさえ受験はストレスフルなので多読くらいは娯楽だと思えるくらいに気楽にやった方がいいです。疲れたらやめて、また明日読めばいいんです。時間が無かったら1ページだけ読むとかでもいいんです。同じ本を繰り返して読むのもOK。量をこなすことが重要なので何回繰り返してよんでもOKです。

読解速度の向上には長文の問題集よりも多読の方が良い

読解速度の向上のために長文の問題集を解く受験生も多いと思いますが(現役時の私は東大の過去問演習と長文問題集を沢山やることで読解速度の向上を図りました)、長文の問題を沢山解くだけではなかなか成果が出ないんです。

それには理由があります。

長文の問題を沢山解いても読解速度がなかなか上がらないのは、長文の問題で触れられる英語の量が少ないからなんです。例えば2018年度の東大の長文(第五問)は877語です。877語と聞くと多そうに感じるかもしれませんが、語数としては少ないと思います。実際、私が浪人中に読んだ多読の本の語数は7000~20000語くらいでした。

なんでいきなり語数の話になったのかというと、読解速度を上げるためには英語に触れた量というものが重要になってくるからです。沢山の英文を読めば読むほど英語を読むスピードは向上していくんですね。

なので、例えば2時間あれば、長文の問題を3~4問解くよりも多読用の本を1冊(wpm100くらいあれば10000字くらいなら読めます)読む方が英語に触れた「量」は大きくなります。

勿論、長文の問題集をやることも重要です。長文の問題集では文法や単語など総合的な英語力の確認が受験の問題形式にそって出来ます。これは多読では出来ないことであり長文の問題集をやる大きな理由でしょう。

ですが、読解速度の向上という面を考えると長文の問題集を沢山やるよりも多読をやった方がいいです。

読解速度を向上させたいなら多読、単語とか文法の知識の確認もしつつ英語に触れる量もある程度確保したいなら長文、のような基準でどちらを選ぶべきかを決めていくといいでしょう。

実際に読んだ本

最後に、浪人中に読んだ多読本(大体20冊くらい読んで、面白かったものは2~3回読みました。)の中から面白かったもの3冊を紹介して終わろうと思います。

「i Robot」

「i Robot」, Macmillan Reader Level 4, words 18846.

アイザックアシモフの書いたロボットに関する短編集。ロボット三原則という有名なのが本文中に出てきます。ワードの総数は多読用の本の中でも結構多めなのですが、短編集なので区切りをつけて読むことが出来ます。短編毎にちびちび読めばいいので継続的な読書がしやすかったです。

なにかと今話題のAIについても考えさせられる内容でした。これを70年くらい前に考え付いてたアイザックアシモフさん凄い…という感じ(笑)。結構面白かった。

あんまり書くとネタバレになるのでこの辺でやめときます(笑)。

「Braveheart」

「Braveheart」, Penguin Readers Level3, words 7523.

ウィリアムウォレスというスコットランドの英雄の話。総語数は少なめでレベルも3なのでサクサク読めますが、内容的には映画の話を簡単にして小説にしたものなので結構読み応えあります。調べたところ映画だと3時間越えの大作らしいです。

映画の写真もところどころ入っておりイメージとか話の流れがちゃんと分かるので多読を始める人に丁度良いと思います。とりあえず1冊英語だけで本を読み切った、という自信をつけるには良い1冊。

タイトルの「Braveheart」が出てくる文にも注目。

「1984」

「1984」, Pearson English Readers Level 4, words 19465.

1984は超有名な作品ですよね。(ただ、恥ずかしながら私はこの多読用の本を読むまで有名なことを知りませんでした。)最初のはしがきがムズイですが文章自体はまあ読めます。(あくまで英語学習者用に簡単な英語に直したものなので)

内容は監視社会についてのお話で普通に面白い。というか怖いに近いかもしれないです。結構面白かったので3回読みました。

Big Brother is watching youは色んな場面で使われるくらい有名ですし1度は読んでおいた方が良い作品だと思います。

私が説明するよりも読んでもらった方が早いと思うのでこの辺で。

今回はこの辺で終わりにしようと思います。多読は英語力上げるのに本当に良い方法です。一度やってみては?

最後まで読んで頂いてありがとうございました。では。

凡人。

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